占いはあたるのか?
当サイトでも多くの電話占いサイトを紹介していますが、これだけのサイトが存在し、かつこれだけの占い鑑定師が存在している状況を見ると、占いに対してかなりの需要がある事は確かなようです。
単純に需要が多い=当たる、とも言い切れませんが、かと言ってどちらかと言うと当たらない占い師のほうが多い、と言う事もできず。
商売として成立しているという現況を考慮すれば、相談者にメリットをもたらす占い師が多いと言うことは、かろうじて言えるかもしれません。
ちょっと小難しい言い回しになってしまいましたが、きちんと統計を取っているわけでもないので、当たらない占い師よりは当たる占い師のほうが多い、と断言できないところがまた歯がゆいところでもあります。
占いはインチキか?
では全くのインチキなのかというとそうでもなく、私の経験上、たしかに占いが当たっていた事や、怖いぐらいに自分の考えている事等を当てられた事もありますが、当然の事ながらその逆、つまり、占いがハズレていた事も多々あります。
つまりは自分の経験に則して「占いは当たる」と信じて占いを受け続け、それによって多少なりとも気持ち的に楽になった、と本人が思えるのであれば、トータルで考えれば、その人にとって占いは当たる、と言う事が出来るのかもしれません。
いかに相談者が気分がよくなるか
100の事を占ってもらい、そのうちの最重要事項一つが当たれば(例えば結婚して幸せな生活を送る事が出来る等)、その人にとって占いは当たると言えなくても、それほど不快な気持ちにならずに済むのではないでしょうか。
つまり上の例で言えば、99個の占いは当たらなかったけれども、一番気になっていた事が当たり、相談した事によって結果的に気持ちが楽になってとてもよかった、とも言えるのかもしれません。
このパターンは結果から過程(手段)を肯定するという一種の認知の歪みなのですが、これは人間の中に強く根付いた、理屈より感情が優先されるという典型的なパターンでもあります。
ですので
占いは当たるのか?
と聞かれれば、結果的に自分にメリットをもたしたなら、占いは当たる、または、その鑑定師は素晴らしい鑑定師だ、と言えるのかもしれません。
そう考えると、鑑定師というお仕事も常に評価にさらされているという点で、大変な仕事だなあ、なんて他人事ながらしみじみと思ってしまいます。