霊感とは?
占いサイトでよく目にするのが「霊感・霊視」といった言葉。
このようなサイトに訪れいる方ならば、この言葉を普段何気なく目にはしていると思うのですが、その定義がはっきりと理解できている人は少ないのではないでしょうか。
因みにウィキペディアの霊感の項目を引用してみると…
霊感(れいかん、英: inspiration)は、神・仏が示す霊妙な感応のこと。また、神や仏が乗り移ったようになる人間の超自然的な感覚。あるいは霊的なものを感じとる心の働き。 理屈(理知的な思考過程など)を経ないままに、何かが直感的に認知されるような心的状態。また、こうした本来の意味から転じて、芸術家・哲学者・科学者などが説明しがたい形で得た着想、ひらめきのことも指すようになった。
とあります。
興味深いのは、英語ではispiration(インスピレーション)と言っている点。
インスピレーションですよ、インスピレーション。
占い等、スピリチュアル系に全く興味のない人でも普段の会話でインスピレーションという言葉を使用している人はかなりいるのではないでしょうか。
それを日本語に訳した途端に霊感となりますから、この時点で一般人に対してかなり敷居を上げているような気がします。意図的にそのような訳にした可能性もありますが、このへんは一長一短なので一概になんともいえないというのが正直な所です。
インスピレーションという英語の語源を辿ればキリスト教に行き着くようですが、現在は芸術家等が突然湧き上がる斬新なアイデア等を得る事を「インスピレーション(ひらめき)を得る」と表現し、そのような使い方が一般化していますよね。
そのような、いわゆる一般人が使用しても違和感ないような意味と混同しないように、より宗教的な側面を強調した言葉が「霊感」と言われるものなのかもしれません。
言葉の定義はこれぐらいにして…
では一般的にこの霊感なるものはどこから得られるのか?
ウィキペディアによると、神や仏など、いわゆる人間の思考や感覚を超越した存在から降りてくる、という事らしいです。
そしてこの霊感、つまり超人的な存在を感じやすい人を一般的には霊感が強い人と言い、その霊感に基いて発揮する能力を霊視と呼んでいる、という事になります。
幸か不幸か私にはそのような宗教的意味での霊感はさっぱりないようで、超人的な存在というものを感じた事は今まで一度もありません。
だからと言って霊感のある人の言うことが信じられないのかというと、そうでもなく、その人の信念、或いは揺るぎない感覚に基いて言葉を発していると容易に想像できるので、頭ごなしに否定する気持ちもありません。このへんは理屈じゃないんですよね…自分が霊感がさっぱりないにもかかわらず、この手の話は昔から大好きでした。(今はだいぶ興味が薄れてはしまいましたが、こうして占いサイトを立ち上げる程には維持しています。)
ただ、超人的な存在から感応を受けているにせよ、人間の脳というフィルターを通して各国語に翻訳されるわけですから、その国の習慣なり、その人の人生から影響を受けないはずはない、というのが持論です。
と考えると、絶対的に正しい(或いは客観的で唯一無二の)答えというものがあろうはずはなく、例えば電話占いで例えれば鑑定師と相談者の相性によりその答えも自ずと変化すると言えるかもしれません。
という事はですよ、あの鑑定師に相談したらこう言われたけど、別の鑑定師に相談したら真逆の事を言われた、というケースは実は大いに有り得る事なのです。
仮定の仮定の話でいささか根拠薄弱ではあるのですが、このような思考法を採用する事により、各種の思い込みからも自由になれ、よりいっそう気軽に占いを楽しめるのではないかなと、そんな感じがしました。
以上霊感についてのあれこれでした。